F値とは、絞りの開き具合(光の取り込む穴の大きさ)を数値化したものです。絞り値ともいいます。
F値 | 絞り | 光の入る量 | 参考値 | シャッター速度 | ボケ | 問題 |
---|---|---|---|---|---|---|
小さくする | 開く | 多い。明るい。 | 開ける(F1.4、F2など) | 速い | よくボケる | 焦点の合う範囲が狭いので注意。 |
ほどほど | ほどほど | ↓ | 数段絞る(F5、F6.3など) | ↓ | ↓ | ほどほどにピントが合う。一般にレンズの解像度の面では最高画質。 |
大きくする | 閉じる | ↓ | もっと絞る(F8など) | ↓ | ↓ | 全体的に焦点が合う。一般にレンズの解像度の面では最高画質。 |
大きすぎる | ピンホール | 少ない。暗い。 | 絞る(F22を超えるぐらい) | 遅い | ボケにくい | 絞りすぎは回折現象により画質が落ちる。 |
開ければいいというものでもない。絞ればいいというものでもない。
「迷ったらF8」という言葉があります。一般に無難にきれいに撮れるのでしょう。
写真の明るさに関しては、F値(絞り)、シャッター速度、ISO感度の3つのパラメーターの調整。
- F値を絞ると暗くなるから、シャッター速度を遅くするか、ISO感度を上げよう。
- ISO感度を下げたいから、絞りは開けよう(たくさん光を取り込む)。それでも足りなかったらシャッター速度を遅くしよう(長時間光を取り込む)。
- 動くものを撮るので、シャッター速度は速くしたい。F値は下げるか、ISO感度を上げるかしよう。
など。