F値について(絞り値、focal number)

F値とは、絞りの開き具合(光の取り込む穴の大きさ)を数値化したものです。絞り値ともいいます。

F値絞り光の入る量参考値シャッター速度ボケ問題
小さくする 多い。明るい。 開ける(F1.4、F2など) 速いよくボケる 焦点の合う範囲が狭いので注意。
ほどほど 数段絞る(F5、F6.3など) ほどほどにピントが合う。一般にレンズの解像度の面では最高画質。
大きくする もっと絞る(F8など) 全体的に焦点が合う。一般にレンズの解像度の面では最高画質。
大きすぎる 少ない。暗い。 絞る(F22を超えるぐらい) 遅いボケにくい 絞りすぎは回折現象により画質が落ちる。

開ければいいというものでもない。絞ればいいというものでもない。

「迷ったらF8」という言葉があります。一般に無難にきれいに撮れるのでしょう。

写真の明るさに関しては、F値(絞り)、シャッター速度、ISO感度の3つのパラメーターの調整。

など。

F5 背景がぼける。シャッター速度は速くなる。ISO100固定。

絞り値 F5 の写真

F8

絞り値 F8 の写真

F13 ピントの合う範囲が広くなって、背景がぼけなくなっていく

絞り値 F13 の写真

F16

絞り値 F16 の写真

F18

絞り値 F18 の写真

F22 絞ってもこれくらいにまでにしておくのがよいらしい

絞り値 F22 の写真

F29 背景がぼけず、後ろの壁紙の模様もわかる。シャッター速度はとても遅くなる。回折現象で解像度が落ちる。

絞り値 F29 の写真

レンズについて 焦点距離について